今回は写真の一部分をカチコチの氷づけにする方法です。
【1】切り出す
今回はこの写真の中央の女性を凍らして行きます。

まず女性の選択範囲を作ります。
そこまで几帳面に切り抜く必要もないので、今回はマグネット選択ツールを使ってざっくりと選択したあと、
過不足部分を追加で選択していきました。
選択したら 選択範囲>選択範囲を拡張>5px で選択範囲を拡張します。
(拡張範囲は下を参考に調整してください)

選択範囲をとったまま、背景レイヤーを複製して
複製したレイヤーを選択範囲でマスクを作ります。

このようになります。

【2】レイヤーを複製する
次に先ほどのレイヤーマスクの選択範囲をとり直します。
- mac:command+レイヤーウィンドウのレイヤーマスクをクリック
- win:Ctrl +レイヤーウィンドウのレイヤーマスクをクリック
そのまま選択範囲で切り上げコピーレイヤーを2つ作ります。レイヤーウィンドウの描画サムネイルをクリックして
- mac:command+J
- win:Ctrl +J

そのあとわかりやすいように、ガラス・エンボスと名前を変更しました。
【3】ガラス効果をかける
先ほど作ったガラスレイヤーを選択し、
フィルター>フィルターギャラリー>表現:ガラス の効果をかけます。

これでガラスレイヤー完成です。

【4】エンボス効果をかける
次にエンボスレイヤーを選択し、フィルター>表現手法>エンボス をかけます。

これでエンボスレイヤー完成です。

【5】色の調整レイヤーを作る
ガラスレイヤーの上にトーンカーブ調整レイヤーを作ります。

コントラストを強く、青っぽい色に調整します。

次にトーンカーブとガラスのレイヤーを二つ選択し
右クリック>クリッピングマップ作成 します。

次にレイヤーウィンドウの左上にある描画モードを調整します。
- エンボスレイヤー:ビビッドビビットライト 100%
- ガラスレイヤー:通常 80%
これで人物の調整が終わりました。

【6】背景の色を調整する
背景レイヤーにトーンカーブ調整レイヤーを作ります。

人物よりは自然な色合いになるように、寒そうな印象の背景にします。

【7】冷気を作る
最後に氷づけの人物から出ている冷気を作ります。
背景の上のトーンカーブレイヤーの上に新規レイヤーを作ります。
わかりやすいように光彩と名前をつけました。

背景のコピーレイヤーから、マスクの選択範囲を取ります。(手順2参照)
その範囲で光彩レイヤーに塗りつぶしします。(R130 G232 B255)
その後 フィルター>ぼかし>ぼかし(ガウス) をかけます。


最後に光彩レイヤーの描画モードを ソフトライト 50% に調整して完成です。

【完成】
