今回はPhotoshop(フォトショップ)のブラシを使って簡単に紙吹雪加工をする方法をご紹介します。
慣れれば15分もかかりません!!
【chapter1】紙吹雪ブラシを作る
[1]Photoshopを開き、下記のように新規作成します。
この時特に注意して欲しいのが、カラーモードをグレースケールにすることです。
[2]K100%で全体を塗りつぶします
[3]編集>ブラシを定義>わかりやすいように名前を【紙吹雪】にする>OK
ブラシが保存できれば、この新規データは破棄していいので、閉じます。
【chapter2】ブラシの設定をする
[1]紙吹雪を降らせたい写真を開き、ブラシツールを選び、ブラシ設定を開きます。
ブラシ設定が画面に無い場合は、ウィンドウ>ブラシ設定 で開きます。
[2]まず、【ブラシ先端のシェイプ】の項目から先ほど登録した【紙吹雪ブラシ】を選択します。
次に【間隔】の項目を350%にします。
[3]次に【シェイプ】の項目を選び、下のように項目の数値をそれぞれ変更します。
その時【サイズのジッター】の【コントロール】については、
ペンタブ・液タブの方は【筆圧】を選び、マウスの方は【フェード】を選びます。
[3]次に【散布】の項目を選び、下のように項目の数値をそれぞれ変更します。
その時【散布】の【コントロール】については、ペンタブ・液タブの方は【筆圧】を選び、マウスの方は【フェード】を選びます。
【chapter3】紙吹雪小を描く
[1]【レイヤー】の【新規レイヤー】をクリックし、名前をわかりやすいように【紙吹雪小】にします。
[2]先ほど作ったブラシを選び、色を白にして紙吹雪を描きます。
ブラシの大きさは写真に合わせて調整してください。
[2]紙吹雪をアップにしてみると、メインのモチーフ(この場合風船)と、紙吹雪のピントがチグハグです。これを調整します。
フィルター>ぼかし>ぼかし(ガウス)を選び、レイヤー全体をぼかします。
その時プレビューをを表示させ、ボケ足(ぼかされ具合)が近くなるように数値を調整し、OKをクリックします。
[3]【レイヤー】の【紙吹雪小】をダブルクリックし、【レイヤースタイル】を表示させます。
【グラデーションオーバーレイ】を選び、下のようにグラデーションを調整し、OKを押します。
ここまでで下のようになります。
【chapter4】紙吹雪大を描く
[1]【レイヤー】の【新規作成】をクリックし、名前を【紙吹雪大】にします。
レイヤー順序が変な場所にできてしまった場合は、ドラッグ&ドロップで移動させることができます。
先ほどと同じように、今度は画面の手前の方にある紙吹雪を描きます。(下の白い部分)
[2]フィルター>ぼかし>ぼかし(ガウス)を選び、レイヤー全体をぼかします。
【紙吹雪小】よりも数値を大きくし、多めにぼかします。
[3]【レイヤー】の【紙吹雪大】をダブルクリックし、【レイヤースタイル】を表示させます。
先ほどと同じように【グラデーションオーバーレイ】を選び、下のようにグラデーションを調整します。
この時先ほどと同じ設定でほぼOKですが、グラデーションの角度だけ先ほどとは違う角度にしてください。
先ほどと違えば何でもOKです。
[4]フィルター>ぼかし>ぼかし(移動)を選び、レイヤー全体をぼかします。
移動は任意の角度にブレるような加工ができます。
写真全体を見ながら角度やぼかし具合を調整します。
【chapter5】影をつける
[1]【レイヤー】の【新規レイヤー】を、【背景レイヤー】のすぐ上に作り【影】と名前をつけます。
【背景レイヤー】を選択した状態で【新規レイヤー】を作るとスムーズです。
[2]【スポイト】で写真中の黒っぽいところの色を吸い取ります。
[3]【紙吹雪小】の不透明部分の選択範囲をとり、【影】レイヤーを選択した状態で塗りつぶします。
【影】レイヤーだけを表示させるとこんな感じ
[4]編集>変形>拡大・縮小を選び、【影】レイヤー全体を拡大します。
[5]フィルター>ぼかし>ぼかし(ガウス)を選び、全体をぼかします。
この時【紙吹雪小】より半径の数値は大きめにぼかします。
[6]【レイヤー】の【影】を選び、【乗算】不透明度【15%】に変更します。
完成!!
よりリアルにしたい時は、紙吹雪のレイヤーをもっと細かく分けます。
また影の落ちる方向は写真の光源に注意して移動させるとよりリアルに仕上がります!
また今回は四角いブラシを使用しましたが、花びらの形や葉っぱの形にすると花吹雪なども再現できます。
慣れれば簡単ですのでぜひやって見てください!